第61回 染色補正技術競技会

今年度は、自由画と疋田小紋直し、規定の三課題で行われました。

◆ 自由画抜染 ◆

染色された生地を白く抜く「抜染法」を用い、無地染めされた生地をキャンパスに見立てて、酸化剤や還元剤等の様々な薬品を濃度や加熱温度・その時間を調整する事により、白抜きや元の色を変化させることにより、あたかも絵を描いたように見せる課題です。

◆ 疋田小紋直し ◆
疋田小紋柄に染められた赤い線を脱色し、小紋柄を復元する課題です。
赤い線の右側三分の二を脱色し、右三分の一を白く抜いたまま残して中央部分の地色・小紋柄を元柄の通りに復元します。
地色の色合わせと小紋柄を描く微細な技術が要求されます。

◆ 規定抜染 ◆

染色補正の技法の一つ、染色された生地を白く抜く「抜染法」を用いて、無地染めされた生地に決められた図柄を脱色する課題です。脱色した所は、より白く地色と白抜きの境目をはっきりと抜く技術が要求されます。

◆  自由画抜染入賞者  ◆

衆議院議長賞 田中勝也

京都市長賞

本井宏史

(財)伝統的工芸品産業振興協会賞

原田親史

京友禅協同組合連合会理事長賞

山﨑由雄

(財)京染会理事長賞

櫛本佳代

◆ 疋田小紋直し入賞者 ◆

厚生労働大臣賞 平林岳彦

京都市産業技術研究所理事長賞

三谷益

京都府技能士会連合会会長賞

中大路悟

京友禅協同組合連合会理事長賞

中谷敬

全国染色補正工業連合会会長賞

中辻隆

京都染色補正工業協同組合理事長賞

橘田俊幸

◆ 規定抜染入賞者 ◆

京都府知事賞 桑山大実

(財)伝統的工芸品産業振興協会賞

菅谷敏雄

京都府技能士会連合会会長賞

辻本裕

(財)京染会理事長賞

井花久男

全国染色補正工業連合会会長賞

黒岩勲

私たち染色補正士は
普段は、着物のシミ抜きや地直し等を承っています。
我々の仕事は、手を加えたことがわからないようにする仕事で結果が後に残りません。
この競技会は、そのような技術を活かして見える形にした課題や作品作りに取り組んできました。
今後も、引き続きこの競技会に取り組み技術向上を目指して行く所存です。

今回はコロナ感染症の影響により、
残念ながら例年のようなパルスプラザでの展示会は出来ませんでしたが、
このようにWEBでの展示が出来、広く皆様方に知って頂く機会を得た事を嬉しく思います。
このWEB展示の場を与えて下さった京都府職業能力開発協会、
WEBサイト掲載への御協力下さった各業者の皆様に、
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

京都染色補正工業協同組合理事長 土本孝則
京都染色補正工業協同組合 技能士会会長 中大路悟

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